経営分析として1つだけ見るなら、預金

経営分析値には様々なものがありますが、必須であり、1つだけ見るなら預金を見ましょう。

 

経営分析値がどうであっても、お金があればいい

経営分析値や数字の見方には様々なものがあり、当ブログでもご紹介しています。
ただ、最終的には、お金(今なら預金)があるかどうかが大事です。

お金があれば、
・売上が減っても耐えられる
・必要なものを買うことができる
・無理に売上を増やさなくていい
からです。
当然のことですが。

会社の預金残高を見続けましょう。

預金残高が増えているか減っているか

毎日または毎月の預金残高を見て、前月より増えているか減っているか。
その確認だけはやっておきましょう。

「会計ソフトに入力しなければ預金残高がわからない」
「聞かなきゃわからない」
というのは論外です。

今やネットバンクにして、データを連動しておけば、預金残高を常にチェックできます。

パソコンでもスマホでも。

預金残高増減の原因を探る

預金残高が増えている・減っているなら、その原因を探りましょう。
・売掛金の入金が多かった、少なかった
・借り入れをした、返済した
・特別な支払いがあった
などいった理由があるはずです。

それをつかむのも経理の目的。
預金が減っていてもその理由をつかんでおき、大きな問題がなければいいのですが、そうでない場合もあります。
預金が増えている場合もその理由はつかんでおきましょう。
想定外に減っているだけではなく、想定外に増えていることも好ましくありません。

ご自身の感覚と会社の数字はおおむね一致しているのが理想です。
そのずれが大きいと、経理をする意味がなくなります。