会社がつぶれるとどうなるか。
会社を経営しているなら、知っておきたいことをまとめてみました。
「会社がつぶれる」とはどういう状態
会社がつぶれる。倒産する。
考えたくはないことですが、意識はしておきましょう。
いったいどういう状態なのか。
「会社」という物理的なものが壊れる、つぶれる、倒れるというものではありません。
もともと、会社は目に見えないものですから。
会社がつぶれる
とは、
・支払いができなくなる
・借りたお金を返せなくなる
などといった場合に、おきうることです。
ただ、支払先や借り主につぶされるわけではなく、自らがつぶすことになります。
払えないので。
つぶれる
というよりも
つぶす
ということです。
会社がつぶれた場合の問題点
会社がつぶれた場合、何が問題なのか。
株式会社は、そもそも、その出資した株の分しか責任を持たなくていいものです。
たとえば、資本金1000万円の会社で、その1000万円を自分がすべて出していれば、その1000万円だけが責任となります。
ただ、お金を借りた場合、連帯保証というものがあり、社長自身が保証していることがあると問題です。
1億円を借りていて、連帯保証し、会社をつぶすとなったら、個人で返さなければいけません。
これが連帯保証です。
実質的には、とても返せないので、個人でも破産、つまり自己破産することがあります。
「会社がつぶれないように」という視点
会社がつぶれると、お金を借りた先や支払先にも迷惑がかかりますし、なによりも、お客様に迷惑がかかってしまいます。
そして、自分自身や従業員が食べていく手段がなくなるわけです。
「会社がつぶれないように」という視点は、常に欠かせません。
・この先もお金は続くのか(払っていけるのか)
・借りたお金は貸せるのか
・会社を継続するために、何をすればいいか、何をやめなきゃいけないのか
などといった意識は常に持っておきましょう。
過度に恐れる必要はありませんが、
・自分の会社は大丈夫
という過信は禁物です。
税理士井ノ上陽一のプロフィール
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