どのくらいの金額を納めるのか。
消費税をザックリ計算する方法をまとめました。
原則的な消費税計算
消費税は、売上に対する消費税から経費に対する消費税をひいて計算します。
決算書や会計ソフトから計算するには、次のようにやってみましょう。
その数字が消費税抜きか消費税込みかで変わります。
○消費税抜きの場合
売上高(消費税対象)×10%ー経費(消費税対象)×10%
※8%のものがあれば、別途計算)
次の計算だと早いです。
(営業利益+経費(消費税対象外))×10%
消費税対象外の経費で主なものは、
・給与、賞与、法定福利費
・保険料
・居住用家賃
・減価償却費
です。
○消費税込みの場合
売上高(消費税対象)×10/110ー経費(消費税対象)×10/110
(営業利益+経費(消費税対象外))×10/110
簡易的な消費税計算
簡易的な消費税計算(簡易課税)だと、業種によって率が変わります。
卸売業 90%
小売業 80%
製造業 70%
その他・飲食業 60%
サービス業 50%
不動産業 40%
サービス業だと50%。
消費税の計算は、売上高×10/110×50%と計算します(税込なら)。
原則・簡易の判断
これらの計算が事前に必要なときもあります。
売上高(消費税対象)が5000万円以下なら、
・原則的な計算(原則課税)
・簡易的な計算(売上のみで計算=簡易課税)
を選べるのです。
ただし、その年度がはじまる前に届け出なければいけません。
届けない場合は「原則」となります。
ザックリ計算は、そのときにも役立つものです。
売上1,000万円を超えたら確認!ネット(e-Tax)で消費税簡易課税制度選択届出書の作成・提出方法。 | EX-IT
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