経理効率化の過程では、「そうはいっても、お客様が……」という話が出てきがちです。
本当にお客様のせいなのか。
できることはないかを常に意識しましょう。
経理効率化が進まないのはお客様のせい?
経理効率化が進まない理由の1つとして、
「そうはいっても、お客様があることだから」
「お客様の意向もあるので」
「そんなことできない」
などといったものがあります。
この「お客様」が「社内」であることもあるでしょう。
ただ、本当にそうなのか。
こちらからやるべきことは他にないのでしょうか。
「食べ終わりましたら、器を台の上に載せていただくようお願いします」
こちらは困っていて、それをお客様に対応していただくと、かなり助かるということもあります。
ラーメン屋の、「食べ終わりましたら、器を台の上に載せていただくようお願いします」が好きです。
いいことだなぁと思います。
我々、食べる側(お客様)としては、台の上に置くことは、かんたんなことです。
そうすることによって、お店が助かるのもうれしいこと。
すすんでやりたいことです。
ただ、こうお願いしていただけないと気づかないでしょう。
この逆のことが、経理効率化でもあるものです。
「FAXじゃなくて、メールがいい」というものも、お客様側もメールにすれば効率化になります。
ひょっとすると、お客様もメールがいいと思っているかもしれません。
ファーストとセカンドの間にボールが落ちる、いわゆるお見合い状態もあるわけです。
こちらから、お願いしたいことはやんわりとお願いしましょう。
お互いが効率化していきたいものです。
効率化とはお客様の選択でもある
そのお願いをしても、どうしてもダメな場合、効率化は進みません。
究極的には、効率が進まない場合、取引をやめることも考えましょう。
そうしなければ効率化はできません、
もちろん、失う売上との天秤にはなります。
そして、新規にご依頼いただく場合は、効率化できるようお願いし、それを承諾いただく方からのみ依頼を受けるわけです。
そうしていかないと、真の効率化はできません。
私自身、そうしてきました。
いくらお金をいただくことができるといっても、時間(ときとしてストレス)を失うわけにはいかないからです。
今は、効率化できる仕事しか受けていません。
(このホームページに電話問い合わせがないのは、その観点からです)
効率化のために、お客様、仕事を選ぶことも大事ということを意識していただければ。
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