給付金、補助金・助成金、借入金。
どれもお金を受け取ることができるものですが、違いがあります。
給付金は、もらっておいていいもの
給付金とは、要件を満たせば受け取ることができるもの。
2020年の持続化給付金、家賃支援給付金などといったものです。
受け取ることはまったく問題ありません。
もちろん、これらの給付金の要件(売上が減る)を満たさないほうがいいのですが。
補助金・助成金の誘惑に注意
補助金、助成金は、その誘惑に注意です。
補助金が出るから買う、助成金が出るから使うというものでもありません。
たとえば、補助金であれば、1/2や2/3を補助してもらえるのですが、1/2や1/3は自己負担。
無駄なものを買っても意味がありません。
また、最低でもこのくらいの金額は必要というラインがあり、より無駄遣いになるのです。
たとえば、会計ソフト会社では、いらない機能やコンサルをつけて、無理やりその補助金がもらえるようにしていることもあります。
無料で使えるRPAも、いろいろくっつけて、補助金の対象になることも。
300万円払って、200万円の補助がでても、100万は無駄になるわけです。
また、それ以降、そのシステムを使うなら、お金はもっと出ていきます。
借入金は返せばいいもの
借入金は、ビジネスライクに返せばいいもの。
補助金で無駄使いをするなら、必要な分だけ借りたほうがいいでしょう。
借りたお金の使い道は、補助金よりも自由です。
(運転資金、設備資金の違いはありますが)
もちろん、借りたお金を無駄使いをしないようにしなければいけません。
税理士井ノ上陽一のプロフィール
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