経理効率化の過程では思わぬミスもあります。
経理効率化するがゆえのミス
経理効率化をしたがために出てくるミスもあります。
たとえば、紙を見て、会計ソフトに入力せず、Excelから会計ソフトに取り込んだ場合、
・取り込むときに設定が間違っていて、勘定科目をミス
・取込を忘れて、残高が合わないミス
・二度取り込んでしまうミス
などといったことがありえます。
経理効率化を考えなかったらこういったミスはなかったのです。
ミスにひるまない
ミスをしたから、効率化しない、地道に手で入力すると考えてはいけません。
手で入力したってミスをする可能性はあるのですから。
日本社会は、
・挑戦してミスをする
ことを評価しません。
むしろ、効率化=楽をしようとして、ミスをするという見方をするわけです。
挑戦も何もせずにミスをしないことを評価します。
その評価基準でいいのでしょうか?
手で入力、従来の方法で、時間をかけてやってミスをしたら、何も残りません。
あくまで、効率と精度の両立を目指して、効率化を心がけましょう。
効率と精度の両立
効率と精度の両立は夢物語ではありません。
効率化の過程で出てくるミスに対処しつつ、効率化していきましょう。
・効率化で時間ができるからこそチェックできる
・ITだからこそミスが起きない
ということもたくさんあります。
人はミスをする可能性はあり、ITは絶対にミスをしないということも多いものです。
前述した取り込みであれば、日付と金額は絶対に間違えません。
効率化したときとなにもしないときとでは、チェックポイントが変わるのです。
効率化するからミスをするわけではなく、チェックの方法を変える必要があります。
効率と精度の両立を目指していきましょう。
税理士井ノ上陽一のプロフィール
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