今の数字だけではなく、着地点も見据えましょう。
決算の着地点を予測する必要性
決算の着地点。
決算時には、
・どのくらいの利益になるか
・どのくらいの税金になるか
といった着地点を予測しましょう。
もし利益が出過ぎるなら、
・可能な限りの節税をする
・売上を手放す
・前倒しで経費を使う
といったこともできます。
利益が出ないなら、
・売上を増やすことを考える
・経費を翌年度に回す
などといったことができるでしょう。
先をみて経営をするために、決算の予測、決算予測をします。
決算予測をするには
決算予測をするには、
・最新の数字を準備する
・決算までの数値を予測する
というステップが必要です。
「予測」というと、そんなのわからないと思われるかもしれませんが、
・ざっくりとでも予測すること
と
・何もしない
のは雲泥の差です。
推移表をベースにして、経費は、これまでの月を参考にし(平均値や最新月なども)、売上は、ある程度読めるものを入れておきます。
・売上は、控えめに
・経費は、多めに
としましょう。
私は、Excelで推移表をつくり、今後の月の数字をExcelに入れつつ、着地点の予測に反映できるしくみを使っています。
打ち合わせをしながら、そのExcelで数字を動かして、予測するわけです。
決算予測するために経理をしている
この決算予測をするために、経理をしているようなものです。
決算予測には、最新月までの数字が必要となります。
そして、その数字が、できる限り早くできあがるのが理想です。
たとえば、3月決算の会社で12月分なら、1月上旬、たとえば、6日には数字ができあがり、その数字を元に、2月、3月を予測します。
1月6日には、2月、3月のことを考え、その先のことも考えられるわけです。
タイムリーな経理、月次決算(月の決算)は、経営に欠かせません。
税理士井ノ上陽一のプロフィール
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