決算書の読み方は、自社のもので学ぶ

「決算書を読めるようになりたい」と思われる方も多いでしょう。
自社の決算書が最高の教材です。

 

決算書を学ぶ上での大きな問題

決算書を学ぼうとして挫折した方も多いでしょう。
だからといって、決して落ち込むことはありません。

当然のことだからです。

決算書を学ぼうとして、大企業・有名企業の数字をみても、ピンとこないでしょう。
数字と現実がつながりにくいからです。
大企業ならではの項目もあり、余計に混乱する可能性もあります。

決算書を学ぶなら、自社のもので学びましょう。

 

自社の決算書で勉強する

自社の決算書の数字は、何か行動した結果です。
・サービスを提供して請求した
・入金があった
・仕入れた
・給料を払った
・パソコンを買った
・お金を借りた
など、何かをしたから数字として表現されているのです。

ご自身の行動と紐付けやすいでしょう。

決算書の数字と現実を照らし合わせる

決算書の数字と現実や行動を照らし合わせると、決算書のしくみがわかりやすくなるものです。
なぜその数字になっているかを1つずつ確認してみましょう。
よくあるのが、
・思ったより利益が出ていない(出ている)
・思ったよりお金がない(ある)
といったことです。

「なんだ、これ?」というものがあったら、どんどん質問してみましょう。
(質問しにくい場合や質問する人がいない場合は、外部に頼むべきです)

自社の数字を読めずして、他社の数字は読めません。
まずは、自社の数字を眺めて、決算書とはなにか、会計とはなにか、資金繰りとは何かを勉強していきましょう。