数字を活かす方法の1つとして、「必要売上」があります。
事業継続に必要な売上
事業継続、会社の存続には、お金、そしてその源泉となる売上が必要です。
必要売上がいくらなのかを常に意識しておきましょう。
その売上をこえなければ、会社の存続が危うくなるわけです。
必要売上を計算してみましょう。
必要売上の計算
必要売上は、一般的に次のように計算できます。
固定費(経費)-減価償却費が、必要な粗利(売上総利益)です。
減価償却費は、お金が出ていかない経費ですので、差し引きましょう。
その粗利を標準的な粗利益率で割ると、必要売上が計算できます。
たとえば、
・固定費が1100万円
・減価償却費が100万円
なら、必要な粗利は、1000万円。
粗利率が50%なら、1000万円÷50%=2000万円が、利益が0となる必要売上となります。
(借入金の返済がある場合は、これに返済額を加えたものを必要売上としましょう)
この必要売上を少なくすることも大事です。
リスクを減らすことができます。
必要売上を少なくするには
必要売上を少なくするには、
・固定費を減らす
・粗利率を上げる
という方法があります。
固定費を下げれば、必要な売上が少なくなり、
・無理をして売上を増やさずにすむ
・売上が減ったときのリスクヘッジになる
といった効果があるのです。
必要売上をこえているか、固定費を減らせないかを経理で考えていきましょう。
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