会社の株主は、安易に増やさないほうがいいものです。
その理由をまとめてみました。
中小企業の株主
中小企業を上場していない企業と定義すると、その株主は、増やさないほうがいいでしょう。
「増資したい」
「株を買いたい」
という申し出は、十分に検討すべきです。
また、これから会社を立ち上げるなら、株主は極力少なくしておきましょう。
株は予想以上に重いものです。
上場企業だと、株式市場があり、自由に売り買いができます。
それができないからこそ、問題点があるのです。
株の意味
株には、その会社の意思決定ができるかどうかという意味があります。
過半数、3分の2以上持っているかで、決めることができるものが異なり、代表者が、3分の2は持っておきたいものです。
社長がすべての株を持っているのが理想でしょう。
シンプルで、もめる可能性がありません。
家族にも、株はわけないほうが、リスクヘッジになります。
・一緒に仕事をしている
・一緒に経営をしている
ということと、株を持つことはまた別物と考えましょう。
さらに、株には問題点があるのです。
株の問題点
中小企業の株は、値段がついていないというのが問題です。
それぞれ計算し、評価しなければいけません。
ただ、その評価に株主が納得するかはまた別の話です。
すでに株を持っている株主から、「株を買ってほしい」といわれると、もめる可能性があります。
100万円を出してもらい、株を買ってもらったからといって、100万円で売ればいいというわけではないのです。
業績が上がっていれば、それが1000万円、ときには1億円になるでしょう。
こういったリスクがあるからこそ、株主を安易に増やさないほうがいい、つまり、出資(お金を出す)してもらわないほうがいいのです。
資金が必要なら、別の方法もありますので。
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