数字を見るのに使うのは、主に推移表です。
推移表とは
推移表とは、数字の推移を表示したものです。
一般的に1年分の月別の推移を見ます。
私がチェックや資料に使うのは、この推移表です。
すべてのお客様で推移表を使っています。
推移表のメリット
この推移表のメリットは次のとおりです。
・経理が間違っていないか、すばやくチェックできる
月別の推移で、大きく増えている・減っていることがすぐにわかります。
まずは、「なぜ増えているか、減っているか」の原因をつかみましょう。
・決算予測に使える
会計ソフトの推移表をExcelにし、決算予測ができます。
3月決算で、たとえば、12月までの経理が終わっていれば、1月、2月、3月の数値を予測し、3月の決算時の着地点を予測できるのです。
・Excelで資料をつくりやすい
推移表があれば、様々な資料をExcelでつくることができます。
当月の数字、当月までの累計の数字を推移表からとることができるからです。
また、前期の推移表をExcelにあらかじめ準備しておけば、前期との比較(単月・累計)もかんたんにできます。
私がExcelで使うのは、この推移表と仕訳(会計データ)です。
(会計データからは、資金繰り表をつくります)
会計ソフトの推移表
会計ソフトには、必ず「推移表」というメニューがあります。
探してみましょう。
弥生会計なら、[集計]→[残高試算表]→[年間推移]
ショートカットキーは、Alt→R→Enter→Y
freeeなら、[レポート]→[月次推移]
それぞれ会計ソフトのものは見やすいとはいえないので、Excelで加工するスキルを身につけると便利です。
ネ申会計ソフトの推移表をExcelで加工する戦い。弥生・freee・MF。 | EX-IT
また、会計ソフトからプリントアウトしてはいけません。
1枚におさまらず、みづらい、1枚におさまっても文字が小さすぎるといったことがあるので、推移表は、Excel上で確認するのがおすすめです。
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