税務調査って何をするのか。コロナ後もあるのか。

税務調査の基本的な流れについてまとめてみました。

 

税務調査とは

税務調査とは、税務署の方が会社に来て、質問したり、レシートや会計データをチェックするものです。
入る頻度は、5年に1回、10年に1回ともいわれています。
業種や提出書類から、ある程度は、目星をつけていることがほとんどです。

目星とは、「なにか間違いがあって、追加で税金をとれそう」というもの。
たとえば、100万円の経費の間違いがあれば、100万円×30%=30万円に加えて、罰金もとれるわけです。

タレコミの情報で税務調査になることもあります。

とはいえ、税務調査が来たから、「怪しまれている」というわけではなく、
・一度も税務調査していないから
という理由のこともあるので、必要以上に怖がらないようにしましょう。

税務調査は、次のような流れです。

 

税務調査の流れ

規模によって、1日から3日で税務調査は実施されます。
流れとしては、次のとおりです。

税務調査前
・電話(電話しか使いません)で、税務調査に連絡が来る
・日程調整、日程決定

当日
・おおむね10時から16時。
・ランチ休憩あり。ランチは、別々。
・1日目の午前中は、雑談なことも(ここで探りを入れるわけですけど)
・見るのは、総勘定元帳といわれる会計ソフトからプリントアウトした紙、領収書・請求書など。
・ちょいちょい質問はあり。

税務調査後
・電話連絡、やりとりをして、税務署内部でも話し合い、修正すべきことがあれば、修正の依頼がくる。

・こちらから、修正申告書というものを提出、追加で納税。
(あくまで修正事項を認めて、こちらから修正しますというていです。)

これが一連の流れとなります。
実際に会社で調べるのは、当日の1日から3日間。

その後は電話(ときに税務署にて)でのやりとりです。

この税務調査、コロナでもあるのでしょうか。
会社に来るなんて……と思われるかもしれません。

 

コロナ後も税務調査はある

コロナ後も税務調査はあります。
事情が事情とはいえ、税務調査をまったくやらないわけには行かないでしょう。
ただ、
・人数少なめ
・日数少なめ
・目星をより精密につけている
という傾向です。

データでチェック、Zoomで税務調査となる時代が来るかどうか……。
難しいでしょうね。
(データ提出の義務付けはあるかもしれませんが)

コロナにかかわらず、税務調査となったら、広めの会議室を借りて、そこで対応するのも手です。
書類を持っていくのは大変ですが。
どうやったら安全にできるかは、税務調査の際に相談してみましょう。