買って読んでいない本は経費になるのかどうか、その考え方を書いてみました。
買って売れていないもの・使っていないものは経費にならない
商品を仕入れて、それが売れていない場合、決算時には、「商品」として、経費にしません。
売れたものだけが原価となります。
また、固定資産を買っても、使っていなければ経費にはなりません。
使った日から経費にするというのがルールです。
じゃあ、買っても読んでいない本、いわゆる「積ん読」(読んでいない本が積み上がっている状態)の場合はどうなるのでしょうか。
読んでいない本は経費になるのか
本は読むもの。
読んでいない=使っていないなら、経費にできないという考え方もあります。
似たようなものは、切手。
切手は、原則として、使ったときに経費にします。
切手を100万円買って、40万円を使わなかったら、40万円は「貯蔵品」となるのです。
ただ、毎年、継続して、切手を買ったときに経費にしていれば、それでもいいよというルールがあり、そうしていることが大半でしょう。
数えるの大変ですし。
何よりも、それほど大きな金額にならないというのも現実的な理由です。
読んでいない本の考え方
読んでいない本も、継続して買ったときに経費にしていればOKという考え方もできます。
そして、それほど大きな金額にならないということもあるでしょう。
2000円の本で読んでいないものが100冊あれば、20万円。
それほど大きくないともいえますが、大きいともいえます。
とはいえ、本は、すぐに読むだけではなく、参考資料として置いておくという意味合いもありますので、一概には言えません。
「読んだ」「読んでいない」というのを客観的に証明しにくいという問題もあります。
結論としては、読んでいない本があっても、買ったときに経費。
ただ、金額によるというものでしょう。
経費になるかどうかはともかく、積ん読は減らしていきたいものです。
(自戒をこめて)
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