経理は、撤退戦にも使えます。
撤退が最も難しい
戦いは撤退が難しいもの。
事業の撤退も難しいものです。
すべての撤退もあれば、一部の撤退もあります。
そのままでは、より大きな損害になる可能性もあるのです。
撤退するかどうかは、経理で見極めましょう。
経理で撤退するかの見極め
経理、つまり数字を記録し、先の予測をしていれば、
・そのままでいいか
・そのままじゃだめか
がわかります。
年に1回、まとめて経理をしていては、ダメです。
撤退が遅れてしまいます。
1年という期間は長すぎるのです。
日々経理、月に1回数字を見ることをやって、撤退しなくていいかどうかを判断しましょう。
撤退が難しいのは、感情が邪魔をするからです。
感情よりも現実
自分が下した決断、やってきたことを覆すのは難しいもの。
だからこそ、現実を見ましょう。
数字・お金という現実を見ることで、感情もコントロールできるのです。
小さな戦いではありますが、私も撤退を経験しました。
独立して3年がたち、
・オフィスをやめ
・高額なシステムを捨て
撤退したのです。
そりゃ、認めがたいものでした。
せっかくの城、システムを捨てるのですから。
ただ、現実=数字・お金を見るとそうも言ってられません。
自分が食べていけなくなれば、そのときのお客様に迷惑をかけてしまいます。
だからこそ撤退しました。
これが半年遅ければ、傷はもっと広がっていたでしょう。
そのおかげで今があります。
現実を見る機会、進退を決める機会として経理を活用しましょう。
税理士井ノ上陽一のプロフィール
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